問題…24、72、Aの3つの数の最大公約数は12で、最小公倍数が360であるとき、Aは□または□となります。解説と解答…まず、24と72の最大公約数が12だから、24=12×2、72=12×6、A=12×□と書いてみます。このことから、□が2の倍数にならないことがわかります。(□が2の倍数だと最大公約数が24になってしまいます)また、最小公倍数360を素因数分解すると2×2×2×33×5となり、3数24、72、Aには2×2×2=8の倍数、3×3=9の倍数、5の倍数がどれかにないとなりません。24は8の倍数、72は8、9の倍数だから、Aは5の倍数、つまり□は5の倍数となります。そこで、Aは360の約数で360は12×2×3×5と書くことができるので、□は2×3×5の約数です。よって、□は5または3×5=15
Aは12×□だから、12×5=60、または、12×15=180です。ですから、答えは60と180です。この問題は中学入試の算数ですが、中学の数学どころか高校の数学としても出てきます。個別指導の私の教室で、先日偶然に中学の数学として、また高校の数学として、たてつづけに教えました。