問題…A地点からB地点まで、300mあり、直線で結んであります。これを120等分する地点に119本の赤い旗を立て、150等分する地点に149本の白い旗を立てます。このとき、赤い旗と白い旗が同じ地点に立つのは何ヵ所ありますか。解説と解答…300÷120、300÷150…としていって解いてもよいのですが、算数らしく少し工夫をしてみましょう。120と150の公約数、例えば3等分点などは120等分する点の一部にもなり150等分する点の一部にもなっていて、赤白の旗が同じ地点に立っています。120と150の最大公約数は30で、赤白の旗が同じ地点にたつのは最高30等分する地点の29か所になります。答えは29です。つまり、120等分は30等分したものをさらに4等分し、150等分は30等分したものをさらに5等分するから、等分点で重なるのは30等分した地点だけなのです。この問題は中学入試の算数でよく見かけるもので、中学の数学としては余り出てきません。算数として面白い解き方を紹介しておきましたので参考にして
下さい。個別指導だと目の前で線分図を書きながらもっと分かりやすく説明できるのですが…。