問題…3つの数 696、760、856をある数で割ったら、余りは全て等しくなりました。ある数を求めなさい。ただし、ある数は30以上とします。解説と解答…上図のように線分図を書き、等しい余りを左に書きます。すると、それぞれの数から余りを引いた部分、A、B、Cはある数です割り切れるので、その差の64と96もある数で割り切れることがわかります。よって、64と96の最大公約数の32の約数が答えとなります。求める数は30以上なので32が答えです。この問題は線分図を書くとよくわかります。2つの差はどこでも大丈夫です。30以上の制限の無いときは32の約数で実際に割ってみて、割り切れない数が答えとなります。この問題は一応、高校入試の数学、つまり、中学の数学なのですが、中学入試の算数にも度々登場します。是非覚えて下さい。このように、中学入試の算数と高校入試の数学が全く同じ、又はとても似ているものが沢山あります。個別指導の私の塾では小学生に「この問題はずっと出てくる」と特に強調しています。