問題…円xx+yy=rr(xの二乗が表記出来ないのでxxとします)の外部の点P(a、b)からこの円に引いた2本の接線の接点をQ、Rとするとき、直線QRの式を求めなさい。解説と解答…接点Q、Rをそれぞれ(c、d)、(e、f)とすると、直線QP、RPはそれぞれ、円周上の点Q、Rにおける接線であるからQP:cx+dy=rr(ア) RP:ex+fy=rr(イ)で与えられ、P(a、b)は、これら2直線の交点であるから、(ア)と(イ)に代入して、(ca+db=rr(ウ) ea+fb=rr(エ)が成立します。この(ウ)(エ)は直線ax+by=rr上に2点Q(c、d)、R(e、f)がのっていることを示します。よって直線QRはax+by=rrです。高校の数学の問題ですが、まともにやるとちょっと面倒です。円周上の点に於ける接線の公式を使っています。個別指導の私の
教室である生徒に教えたのですが、なんだか手品みたいだと言っていました。ある意味で算数みたいな数学の解き方ですね。とにかく、算数でも数学でも頭を柔らかくしましょう。