問題…A地からB地までは平地、B地からC地までは上り坂になっています。太郎君はA地からC地まで2時間45分で行き、C地からA地まで1時間55分で帰りました。太郎君が平地を歩く速さは、上りを歩く速さの2倍で、下りを歩く速さの 2/3 倍です。このとき、AB間の道のりとBC間の道のりの比を求めなさい。
…解答と解説…
太郎君の平地、上り、下りを歩く速さの比は、1 : (1÷2): (1÷2/3)= 2:1:3 になります。よって、BC間の行きと帰り(上りと下り)の時間の比は、1/1 : 1/3 = 3:1 ここで、AB間は行きも帰りもかかった時間は同じだから、2時間45分ー1時間55分=50分 …これが、BC間を往復する時間の差になります。50÷(3ー1)×1=25分…帰り(下り)のBC間の時間 1時間55分 ー 25分 = 90分 …AB間(平地)の時間 さらに、平地と下りの速さの比が 2:3 より、AB間とBC間の道のりの比は、(2×90) : (3×25) = 12:5…答えです。中学入試の算数の問題、速さと比です。平地と上り、下りを歩く速さの比は連比の方が分かりやすいと思います。大切なのは、BC間を往復する時
間の差がわかるということです。これに気が付けば楽になると思います。算数個別の私の塾の生徒さんも最初から気が付く人は少ないようです。東京都 算数個別、数学個別、序理伊塾。