高校入試の数学の問題…8a=5bを満たす正の整数a、bの中で、積abが100の倍数となる最も小さなaの値を求めなさい。解説と解答…8a=5b…アを満たす正の整数a、bは8と5が互いに素なので、a=5k、b=8k(kは正の整数)と表せます。このとき、ab=40kkですから、これが100の倍数となる最小のkは5です。よってa=5×5=25…答えです。中学の数学としてもさほど難しい数学ではありませんが、高校の数学としても登場します。互いに素に敏感になって下さい。中学入試の算数でも互いに素は重要です。
月別アーカイブ: 2010年6月
ジョリーのお友達…親水公園
2010年6月9日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場
高校入試の数学の問題です。
2010年6月8日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場
問題…xが整数のとき、正の整数 xx−28x+160 (xxはxの2乗のことです)が素数になるのは、xがいくつのときですか、またその素数はいくつですか。解説と解答…xx−28x+160=(x−8)(x−20)…ア アが素数のとき、x−8=1、−1 x−20=1、−1 のどちらかですから、x=9、7、21、19 このうちアが正になるのは、x=7、21 でどちらの場合もア=13です。整数問題は中学入試の算数はもちろん、高校入試の数学そして大学入試の数学においてとても大切です。そして算数でも数学でも素数は重要です。
国分寺
2010年6月7日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場
大学入試の数学…伝説の良問
2010年6月6日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場
問題…0<x≦y≦z である整数x、y、zにおいて、xyz+x+y+z=xy+yz+zxを満たす整数x、y、zをすべて求めなさい。解説と解答…大学入試の数学です。因数分解がポイントです。xyz+x+y+z−xy−yz=(yz−y−z+1)x+y+z−yz=(y−1)(z−1)x−(y−1)(z−1)+1=(y−1)(z−1)(x−1)+1=5よって (x−1)(y−1)(z−1)=4 ここで、1≦x≦y≦zより0≦x−1≦y−1≦z−1で(x−1、y−1、z−1)=(1、1、4)(1、2、2)よって、(x、y、z)=(2、2、5)(2、3、3)となります。決め手は因数分解ですので、数学を勉強している生徒さんは日頃から因数分解に慣れ親しんでおいて下さい。中学の数学から高校の数学まで、難しい問題も挑戦してみてください。個別指導の私の教室では、中学の数学や高校の数学の
勉強の途中、折に触れ因数分解を1題くらいやってみています。
教室の海水魚
2010年6月5日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場
放物線上の2点を通る直線の式
2010年6月4日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場
中学の数学または高校の数学です。放物線 Y=axx(xの2乗が表せないのでこう書きます)上の2点P、Qのx座標をそれぞれp、qとすると、直線PQの式は y=a(p+q)x−apqとなります。是非覚えてください。中学の数学の準公式ですが、高校の数学としてもかなり使えます。個別指導の私の教室では、機会のあるたびに教えています。
6月のカレンダー
2010年6月3日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場
頭の体操かもしれません。
2010年6月2日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場
問題…2009=M×M+N×N (M、Nは整数) M、Nにあてはまる整数を答えなさい。解説と解答…まず、2009を素因数分解します。2009=7×7×41 41=4×4+5×5 ですから 2009=7×7×41=7×7×(4×4+5×5)=7×7×4×4+7×7×5×5=28×28+35×35 となります。この問題は高校入試の数学です。でも中学入試の算数を勉強している生徒も2009の素因数分解は役にたちそうですね。7、11、13、17などで約分する算数の問題は結構多いです。個別指導の私の教室では、休憩時間などにこのような問題を高校の数学、中学の数学、また、小学生の算数を勉強している生徒さんらにゲームパズルみたいに教えています。
ジョリーとの朝の散歩。
2010年6月1日 先生と生徒(卒業生も)のふれあい広場