問題…分子が分母より2大きい、もうこれ以上約分できない分数があります。分母だけを60大きくすると、約分できて分子が1になりました。最初の分数を求めなさい。解説と解答…最初の分数の分子を□とすると、分母は(□−2)です。□が偶数だとすると(□−2)も偶数となり、約分できてしまうので、□は奇数てなります。この分母に60を加えて、(□−2)+60=□+58となるので、分数の□/(□+58)
は約分できて、分子が1になるということです。よって分母の(□+58)は□で割りきれます。ですから、58が□で割りきれる、つまり、□が58の約数であるということです。58の約数、1、2、29、58のうち、3以上の奇数は29だけなので、答えは29/(29−2)=29/27となります。これはある中学入試の算数の問題です。個別指導の私の教室で休憩時間に中学生に数学としてやってもらいましたが苦戦した生徒もいました。でもいかにも算数らしい問題です。