問題…旅の途上、粉屋と織物屋がたまたま同じテーブルについて軽い食事をしていた。粉屋が自分のパンを5つ並べ、織物屋が自分のパンを3つ並べた。そこに通りかかった賄い方が、一緒にパンを食べさせてもらってもいいかと聞くと、2人はうなずいた。食べ終わってから賄い方は硬貨を8枚おいて「お二人でこの硬貨をどう分けるか相談して下さい。あなた方の知恵を試すちょっとした問題ですよ。」と言った。もちろん、3人は同じ量のパンを食べたことは前提です。解説と解答…これは算数でもあり数学でもいいでしょうが、カンタベリーパズルからの問題です。3人は同じ分量のパンを食べたのだから、各自の食べたパンの量が8/3
個になります。したがって粉屋は5個のパンを差し出して、8/3 個を自分で食べたのだから、7/3 個を賄い方にあげたことになる。一方、織物屋は3個を提供して自分で8/3 個を食べたから、賄い方へあげたのは1/3 個しかない。したがって粉屋と織物屋の提供した分量比は 7: 1 なのだから、硬貨も同じ比で配分しなければならない。粉屋が7枚、織物屋が1枚です。以上ですが、なかなか面白い問題です。算数、数学を勉強している皆さん、骨休めに考えてみて下さい。パズルは頭を柔らかくしてくれるので、算数や数学に役にたちそうです。算数、算数の個別指導塾、序理伊塾。