前回の完全数は、その数自身の性質でしたが、2つの数の関係で、面白いものに友愛数があります。友愛数というのは、その数自身を除いた約数の和がお互いに相手の数になる2数をいいます。これは、ピタゴラスが、「友達とは何か?」ときかれ「220と284のようなもの。」と答えたことに由来しているといわれています。では、220と284の約数を見て見なす。220の約数は、1、2、4、5、10、11、20、22、44、55、110、220、で 220を除いた合計は284です。284の約数は、1、2、4、71、142、284で 284を除いた合計は220です。この他の友愛数には、1184と1210、2620と2924などがあります。又、友愛数に似たものに、婚約数があります。これは、1と自分の数を除いた数の合計がお互い同士になるもので、例えば、48と75です。これらのお話は、教室の小学校4年生のY.S君が持って来てくれた算数の面白い本に載っていたものです。前回の完全数のお話もそうです。この小学校4年生の生徒さん
は算数のこんな本が大好きで、色々なことを私に教えてくれます。算数でも数学でもありませんが、数の面白さを教えてくれますね。私の算数、数学の個別指導塾では休憩時間に冷たいものを飲みながらこんな話もしています。算数、数学の個別指導塾、序理伊塾。